smileonhiroのブログ

2児の母が日々思ったこと、発見したことを綴っています。みなさんに少しでも共感していただけることがあればうれしいです。

ワンダー 君の太陽

今日はロボット教室に行った後、土曜日恒例の映画を家族で観ました。いつもは子供達のすきなものを観るのですが、今日は道徳の勉強ということで私がピックアップしました。「Wonder」っていう映画です。小説が映画化されたのものなのですが、ニューヨークタイムズでベストセラーになっただけあって、色々な意味で考えさせられる映画でした。それと同時に涙が止まらない。アメリカでは学校の道徳の授業でも使われているみたいで、授業で使われている無料のWorksheetsなどががネット上で公開されていないか探したところ、いいのが見つかりました。Q & Aスタイルで質問に対して子供が思ったことや意見を言うというものです。映画を観た後に映画についての意見や感想をシェアできたらと思ったので、印刷しておきました。

どんな映画だろうと子供たちはワクワクそわそわ。「涙が止まらなくなるから、ハンカチ用意しておいてね」と言いました。その映画の内容は息子にはちょっと難しかったみたいですが、娘や旦那にはジーンときたようで「最後は本当に泣きそうになったよ」と言っていました。

この映画は、学校の在り方や友達関係、いじめ、家族など、本当に身近なことで考えさせられることがたくさん詰まっている映画です。主人公のオギーは生まれつき障害があり、顔が変形していて普通の子と違う容姿を持っています。いじめられたり、変な目で見られるのが嫌で小学校5年生まで学校に行くことを拒否していましたが、それでも学校に行くことを決意します。初めての学校生活に対する戸惑いやいじめがあったにもかかわらず、強い心を持って学校に通い続けたのは、本当に勇気のあることだし関心させられました。また、オギーは周囲の人を変える影響力を持っていて、初めはいじめていた友達もオギーの魅力によっていじわるをしなくなったり、いい子になったり、正義感のあるこになっていったり・・・。人間は見た目ではなく、中身が重要なんだと心から思えました。また、家族の支えもオギーが学校生活で頑張りに大きく影響していたと思います。オギーが親に学校でのゴタゴタや自分の気持ちを素直に親に話せていたというのは、信頼関係がしっかりしているということだし、親もオギーのことを理解しようと努力している気持ちが伝わってきました。お姉さんのヴィアはオギーのことがあるから、親に心配かけまいと家族にとても気を遣っていましたが、お姉さんの気遣いも家族の大きな支えになっていたんだと思います。映画の中でオギーは家族の中で太陽のような存在で、家族はオギーの周りを回る惑星だと例えられていましたが、それだけオギーを中心に家族が回っていたということです。ヴィアは、自分も両親に相手にされたかっただろうに、高校生になる今までどれだけ我慢して生きてきたかが伝わってきました。

この映画は本当に色々な意味で考えさせられる映画です。本も日本語に訳されたものが売っているので、娘に是非買ってあげようと思います。息子もそのうち読めるようになるかな・・。本と映画の内容は微妙に違っているので、どこが違ったのかについて親子で話し合うのも勉強になるかもしれません。今日はこの辺で。